100を切るプロジェクト!

 

コンバインドプレーン理論に基づくスイングの基本回転運動と基本となる手の動き。

項目内容によっては無意識的にできているという場合もあると思いますが、もう一度ここで確認しながら覚えてください。

 

①フィニッシュで右足の裏側を飛球線後方に向ける。

足の裏を飛球線後方に向けているつもりでも実際は背面に向いているという場合があるので注意しましょう。また、踵が浮いていてもアキレス腱が縮まないと足の裏は飛球線後方を向きません。

②アドレス時の左つま先の向きをフィニッシュまで変えない。

スイング中に左のつま先が動くことはスイングのバランスを悪くし、ショットに悪影響を及ぼします。アドレス時から左のつま先はやや目標方向側に開き回転に耐えられるようにしましょう。

③フィニッシュで両膝を目標方向に対して横に並べる。

これにより、アドレス時のスタンス(両足の位置)の幅が決まります。スタンス幅が広いと右膝は左膝に届きません。また、狭いと右膝は左膝より目標方向に突き出ます。

④トップオブスイングでおへそが飛球線後方から見えるように腰を回す。

トップオブスイングの肩のひねりが不十分になる原因は下半身が上半身の回転を援助しないからです。人間の骨格では骨盤と背骨は10度しか回転しません。これに鎖骨と肩甲骨を使った動きを合わせて肩を回転させるとしても、腰には肩の回転を援助する動きが求められます。左踵も必要なだけ浮かせおへそを回転させましょう。

⑤アドレスからトップオブスイングまで右膝を伸ばさない。

アドレス時に曲げた右膝がスイング中に伸びると体の回転に上下動が発生ます。この動きは体のスムーズな高速回転の妨げになります。

⑥トップオブスイングで両肩を結んだラインを飛球線後方に90度まで回す。

90度まで回らない場合は、④のおヘソの動きを大きくし、おヘソが動かない時は左踵を浮かして両肩の回転を助けましょう。

⑦トップオブスイングの左肩の下がり具合を覚える。

スイング中の両肩は、前傾した背骨を軸に直角に回転します。そのためトップオブスイングでは左肩は右肩よりも若干下がることになりますが、縦回転ではないので足元は左肩にさえぎられて見えなくなります。両肩の直角回転で見えなくなる位置にボールを置き、左肩の下がり具合を覚えましょう。

⑧フィニッシュで両腰骨を結ぶラインを目標方向に90度まで回す。

この回転を無理なく行うために①の右足の裏の向きと②の左足つま先の向きをしっかりと覚えてください。

⑨フィニッシュの顔の向きを傾けすぎない。

フィニッシュの顔の向きの角度が背骨の前傾角より大きくなるとスムーズな回転運動の妨げになります。

⑩フィニッシュの背骨は反らない

スイング中背骨が反り返ることも体のスムーズな回転を妨げます。

「基本となる回転運動」に続き、次は「基本となる腕の動き」のお話になります。出来ている項目もあると思いますが、もう一度整理をして見ましょう。

1.「地面を叩くスイング」で体を回転するタイミングを探す。

コの字スイングのトップオブスイングから右足土踏まず後方の◯印の上にクラブヘッドを垂直に落とします。この動作を2回繰り返したあと、3回目の手の動きに合わせて体を回転させます。回転によって今まで◯印の上に落ちていたヘッドはボールのある位置に落ちてボールを打つことができます。

この「地面を叩くスイング」による練習で注意して頂きたいことは、クラブヘッドが落ちてくるスピードと体の回転をスタートさせるタイミングを合わせることです。体を回転をスタートさせるタイミングの調節は、「縦プレーン」を降りてくるクラブシャフトを「インパクトプレーン」に移行させるタイミングの調節につながります。タイミングがつかめたら地面を叩かない通常のフルスイングでも、体の回転をスタートさせるタイミングに焦点をしぼり練習して見ましょう。

※インパクトプレーン→インパクトエリアに作られるアドレス時のクラブシャフトと同じ角度で傾いた半円(9-3)

※縦プレーン→両土踏まずを結んだライン上にある垂直の平面

2.ボールと体の距離を決める。

「地面を叩くスイング」では、「トップオブスイングからクラブヘッドを垂直に降ろす」という動作と、その間に「体を回す」という2つの動作しか行いません。そのため右足土踏まず後方の◯の位置から体を回転させて、クラブヘッドを正面まで引きずった位置にセットされたボールしか打つことができません。通常のスイングでもこの位置のボールが打てるように練習しましょう。

3.腕の予備動作を行う「縦プレーン構築練習」

ダウンスイングにおける腕の予備動作を2回行った後、3回目のダウンスイングに合わせて体を回転させてボールを打ちます。腕の2回の予備動作では、L字スイング、コの字スイングのどちらのバージョンでも、クラブシャフトが縦プレーンラインの上で垂直に上下動するように腕を動かします。腕の動かし方がわかったら、通常のスイングでもクラブシャフトが縦プレーン上を通過してインパクトプレーンに移行して行く感じをつかみましょう。

L字スイングとコの字スイングでは、トップオブスイングの高さが違うためダウンスイングのクラブヘッドの下降速度も異なります。体の回転速度を調節し、ナイスショットを打ちましょう。

4.「縦プレーン構築練習」スイングでダウンスイングでの左腕の動きを覚える。

腕の2回の予備動作では、左腕の上下動が中心となり縦プレーンを作ります。また、この間の腕の動きではコックの解放は行いません。コツがつかめたら通常のスイングでも、左腕のリードとコックの解放を遅らせて打つ練習をしましょう。

5.「縦プレーン構築練習」スイングで頭の上下動をなくす。

腕の2回の予備動作を左腕がリードするようになると、頭の上下動が少なくなります。「縦プレーン構築練習」スイングで出来るだけ頭を動かさないよう練習し、通常のスイングでも頭の上下動を少なくしましょう。

6.「縦プレーン構築練習」スイングで体のむきと腕の動きの関係を覚える。

縦プレーンは、縦プレーンラインの上に作られるのが理想です。そして、そのライン上にあるクラブシャフトは、90度回転した体の正面にあることが理想です。この位置関係ができると、グリップも縦プレーンライン上に位置することになります。この練習でグリップと体の位置関係を覚えたら通常のスイングでも同じ位置にグリップとクラブが来るようにバックスイングの練習をしましょう。

7.「縦プレーン構築練習」スイングでフォロースルーの腕の振り抜き方向を覚える。

L字スイングとコの字スイングでは、腕の位置とクラブシャフトは左右対称になります。この位置関係は、インパクトプレーン通過後のフォロースルーにおいてもクラブシャフトが縦プレーンの上を動くことで実現します。この左右対称な位置関係の達成によりインパクトプレーンはインサイドインの軌道を保つことになるため、通常のスイングでも左右対称の練習をしましょう。

⒏「縦プレーン構築練習」スイングでフォロースルーの縦プレーンを完成させる。

7で覚えたフォロースルーの縦プレーンはクラブシャフトが左肩に乗ることで終了します。2回の予備動作でダウンスイングの縦プレーンを感じ、フィニッシュでクラブを左肩に担ぐことでフォロースルーの縦プレーンを体感して下さい。両サイドの縦プレーンが体感出来たら通常のスイングでも両サイドに縦プレーンを作りましょう。

9.縦プレーンに体のフル回転を組み合わせる。

8で完成させた縦プレーンに体のフル回転を組み合わせることでフルスイングを完成させましょう。「縦プレーン構築練習」スイングで練習してから通常のスイングを練習しましょう。

10.「縦プレーン構築練習」スイングでクラブの重さを利用することを覚える。

ゴルフクラブは縦プレーン上を動く間は上から下に落下します。つまり縦プレーンが垂直に近ければ、ゴルフクラブの重さを利用したスイングができることになります。2回の予備動作でより垂直に近い縦プレーンを構築し、クラブヘッドの重さを感じましょう。上手く感じることができたら通常のスイングで試してみましょう。

11.ドライバーとアイアンを交互に打つ。

ドライバーによるスイングではフォームは変わりませんが、ティアップされているボールを打つためにクラブヘッドが空中を通過するという点がアイアンのよるスイングと異なります。地面にクラブヘッドを着地させずに振るためには「体の回転」の速度を上げる必要があります。この速度調節ができないと、ドライバーが調子の良い日にはアイアンがトップ気味になり、アイアンが調子の良い日にはドライバーがダフリ気味になってしまいます。

※黄色1W、赤アイアン

以上が「基本となる腕の動き」になります。

難しい項目もあると思いますが、頑張って練習して行きましょう。

 

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