コック動作でクラブを
タテ方向に動かすことを
覚えます。
今回は、L字スイングの
解説をいたします。
L字スイングでは
コック動作を習得します。
9-3スイングで覚えた
体の回転に
クラブを縦方向に動かす
コック動作が加わり、
トップオブスイングと
フィニッシュでクラブが
地面に対して垂直に立ち、
その形がアルファベットの
Lの形になるスイングです。
<L字スイングの動き>
8-4スイングのトップの位置までは手首、腕は固定され、
8-4スイングの
トップの位置(4時)から
9-3スイングの
トップの位置(9時)まで
回転する間に
コック動作(手首を使ってクラブを立てる動作)を始め、
トップオブスイングで
L字の形を作ります。
この形になったとき、
左腕は伸び地面と水平、
右ヒジは若干曲がり、
シャフトは地面に対し垂直、
両肩(体)は90度回転し
若干左肩が下がっています。
トップオブスイングから
クラブを下し(ダウンスイング)
コックした手首をほどきながら(アンコック)
体を回転させて体の正面に
クラブを戻します。
そこから目標方向へ回転しながら
8-4スイングのフィニシュ位置(4時)から
9-3スイングのフィニッシュ位置(3時)まで回転する間に
コック動作を始め、
フィニッシでL字を作ります。
フィニッシュは右腕が伸び地面と水平、左ヒジは若干曲がり、
シャフトは地面に対し垂直、
両肩(体)は90度回転し
若干右肩が下がっています。
<L字のトップオブスイングの姿勢(作り方)>
直立状態から両腕を伸ばし
手首を使ってクラブを
正面に立てる。
その姿勢から右肘だけを曲げ
クラブを右側に傾ける。
そして上半身を
バックスイング方向に
90度回転させて、
その位置から前傾すると
Ⅼ字のトップオブスイングの
姿勢なります。
(右に倒れていたシャフトは
前傾することにより
地面に対し垂直の
位置になります。)
<L字のフィニッシュの姿勢(作り方)>
直立状態から両腕を
伸ばし手首を使って
クラブを正面に立てる。
その姿勢から左肘だけを
曲げクラブを左側に傾ける。
そして上半身を目標方向に
90度回転させて、
その位置から前傾すると
Ⅼ字のフィニッシュの
姿勢になります。
(左に倒れていたシャフトは
前傾することにより
地面に対し垂直の
位置になります。)
<L字スイングの下半身の動き>
L字スイングの下半身の動きは、
9-3スイングと同じです。
腕の動きが入ることで
体の回転が変わりやすくなりますので注意しましょう。
腰はバックスイングでは、
ターゲットラインに対して
約60度回転し、
フォロースルーでは、
ターゲットラインに対し
90 度回転します。
つまり、バックスイングよりも
目標方向に対して
腰の回転量が多くなります。
<注意点>
L字スイングを行う上での
注意点は、
特に腕だけの動きにとらわれて、
体を回転させることを
忘れてしまいがちです。
トップオブスイングで
両肩が回転不足になりますと
様々なミスショットの
原因となりますので、
しっかり体を回転させる
意識を持ちましょう。